■臨時特別号 


 今回も臨時特別号でお届けします。

古関裕而と練馬
連続テレビ小説『エール』が終了した。主人公古山裕一こと作曲家古関裕而は練馬にも縁がある。というのは、古関が音楽を担当したラジオドラマ『鐘の鳴る丘』に出演していたのが練馬区立豊玉第二小学校の演劇クラブ「シロバト会」の児童だったからだ。疎開中の慰めにと始まった演劇活動が、戦後は東京演劇大会で優勝するほどに発展。プロの児童劇団がなかった時代、同小の実力を聞きつけた番組制作者が起用した。練馬が板橋区から独立した頃の話である。児童10人が教師に引率されて愛宕山の放送会館に通った。お弁当は サツマイモ。生放送だった。
ストーリーは主人公の復員兵加賀見修平が戦災孤児らと出会い、信州の山里に一緒に住む場所を探して彼らとともに力強く生きていくというもの。菊田一夫の作品。日本中が苦しく貧しかった時代、ドラマは共感を呼び、主題歌『とんがり帽子』(作詞菊田一夫、作曲古関裕而、歌 川田正子・ゆりかご会)とともに大ヒットとなった。


写真はイメージです(新座市内にて)


古関裕而と草野心平の交流
練馬区立石神井公園ふるさと文化館分室に写真が掲示してある練馬ゆかりの詩人草野心平も福島県出身。福島県人同士の二人がタグを組んだのは、昭和49(1974)年に開催された第29回冬季国体猪苗代大会の大会賛歌(作詞草野心平、作曲古関裕而)。賛歌の発表会場で二人は初めて出会った。以後交流が続き、心平の日記には30回以上も古関の名が登場する。このほかにも福島県内には二人の作詞作曲による校歌が6例存在する。
 余談だが、第29回国体の天皇杯は、2位が東京都、3位が埼玉県と仲良く並んだ。ちなみに1位は夏秋大会開催地茨城県であった。

縁は大泉学園にもあった!
プチぶんか村の応援者の一人で、大泉学園町に住んでいたA・Kさん(故人)は、NHKの家族・教養番組のチーフディレクターを務めた女性。昭和32(1957)年の入局当時は音楽番組のアシスタントディレクターとして活躍していた…と聞けば、どうしてもドラマの登場人物杉山あかねと重なってしまう。もしかしたら局内で古関と共に仕事をしたことがあるのではないか。それはともかく彼女が大学在学中に作詞した「学生歌」に曲をつけたのが古関裕而である。ということで大泉学園と古関裕而がつながった。

ぶんか情報・お便り
※ 必ず確かめてからお出かけください
チーム・キャロット「灯明袋エール展」
コロナと闘う全ての人々に感謝を!
〜灯明袋に感謝の思いを込めて
        エールを贈ろう!〜

12/14(月)〜18(金) 10時〜16時 
新座市役所第二庁舎市民ギャラリー
新座市野火止1-1-1
090-3178-5581(高畑)
※ 今年中止となった「野火止用水灯明まつり」にかえて多数のエールを展示

第18回新座美術協会展
12/14(月)〜20(日)
10時(初日13時)〜17時(最終日15時)
にいざほっとぷらざギャラリー(志木駅隣接)
090-8700-4823(丸田)
※ 絵画・版画・写真・彫刻・立体・陶芸など

2021年チェルノブイリ35周年救援カレンダー
収益はチェルノブイリと福島原発事故で被災した子どもたちの救援金にあてられる。*カラー、縦30 cm×21 cm(見開きA4)
1部800円送料別(9部まで200円)
チェルノブイリ子ども基金
練馬区石神井町3-16-15-408
03-6767-8808
http://ccfj.la.coocan.jp/

特別展「昭和のこどもたち」人形展
開催中〜1/16(土)まで 300円
9時〜18時 月曜・年末年始休館
練馬区立石神井公園ふるさと文化館
練馬区石神井町5-12-16
03-3996-4060

映画『瞽女GOZE』
1/30(土)〜2/5(金) 川越スカラ座
049-223-0733
http://www.k-scalaza.com/
※ 『瞽女力入門』著者国見修二氏のおすすめ*ジェイコム『練馬人図鑑』のMCを務め、「おしん」で有名な小林綾子さんも出演

国立埼玉病院「道の会」展示が再開しました。

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